【14】 D・N・A2 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜

『D・N・A2』 は、1993年に連載開始され、翌年にはTV放映されていました。
アニメのOPはL’Arc〜en〜Cielのデビュー曲「Blurry Eyes」、EDはシャ乱Qの「シングルベッド」
アニメの最初と最後にこの二バンドが出てきてしゃべっていたのがなんとも日テレっぽい演出(?)でした(^^;


原作を読んだときはあまりピンと来なかったけど、
2004年1月に劇団 『カプセル兵団』 により舞台化されたものを観て、えらく感動しました。

葵かりん役は声優の長沢美樹さん(代表作:新世紀エヴァンゲリオン・伊吹マヤ)で、
声の表現がとても素晴らしく、かりんちゃんの心情がとても伝わってきて、この作品の素晴らしさを痛感しました
メチャメチャせつなかったですね

舞台では原作にないキャラもいて、“まい” や “みなほ” など他の桂作品のキャラ名だったのが嬉しかったです
(他にもいくつかあったのですが、只今資料紛失中)

ストーリーは原作に忠実で、とても面白かったです

体調不良で桂先生自身が観劇されてないのと、
あと主催者の方が 「個人的には再演にチャレンジしたい」 とおっしゃっていたので、
再演もあるかも!??????


さて、原作ですが、
女性アレルギーの 桃生純太(ももなり じゅんた)
未来からやって来たDNAオペレーター 葵かりん(あおい かりん)
純太の幼なじみの 栗本亜美
色っぽい同級生 佐伯倫子(さえき ともこ)
亜美の友達 高梨ことみ 

かりんにDNAを操作され、メガプレイボーイになってしまった純太
それがミスだと気付き再びDNAを変えようとするが、誤って違う人のDNAを変えてしまう
そこから巻き起こる男女間の問題、歴史が変わることにより未来への影響、
なかなか読み応えのある作品でした


まず、葵かりんちゃんの目、髪の色、そして名字!
「これは、あおいさんの生まれ変わり〜?!」 と思いました
しかしながら、この名字とあおいさんは関係ないそうです
かりんちゃんはまだ半人前、「ケツが青い」 という意味だそうです
ちぇっ・・・(-.-;)

かりんちゃんのキャラは、結構ドジで三枚目キャラ
彼女の天真爛漫なリアクションがかなり面白かったです
妙な顔か厳しい顔をしている時が多く、綺麗なアップが少なかったのが少々残念でした

明るいキャラのワケは、かりんちゃんの生い立ちが影響していて、
結構苦労人なんですよ彼女
そうゆう裏の部分も知ると、表の明るさがまたせつなくもあり、そんなかりんちゃんが前向きで魅力的です

「超起動員ヴァンダー」 の森村みなほも近い感じですね
ただノー天気に明るいわけじゃない・・みたいな


終盤、かりんちゃんと “ジュン” というキャラとの係わり合いのせつなさは、
舞台のほうがすごくよく表現されていました(^^;


個人的には、前半の “倫子編” より(勝手に命名)、後半の “ことみ編” のほうが好きです
ことみちゃんの恋する乙女のガッツ、コンプレックスを治そうとする努力、
どんどん綺麗になっていく様子がとても魅力的でした


ラストはビックリするほどサッパリと終わってます
ヴァンダーなみに(笑)
でも、そこが かりんちゃんの潔さ・カッコよさなのでしょうね
それもまたせつないせつない。。(T_T)


アニメはちゃんと観てないのですが、ラストは原作と違うそうです
むむ、観なくては!


この作品、残念ながら全5巻となります
純太のアレルギーは治ってないし、かりんちゃんや亜美ちゃんとの関係も描き足りなかったような(^^;
本当はもっと続く話だったのでしょうね
メガプレイボーイとなった純太がもっといろんな女の子と係わっていくのを、もっともっと見たかったです

また、実写映画化の話がでたそうですが、話の設定まで決まっておいて、
結局、予算不足でボツになったそうです
残念〜〜(T_T)

桂先生があとがきで書かれていた
「『DNAオペレーターかりん』 なんてマンガをやったら、結構おもしろいかもしれませんね」
これがいつか実現したらいいなぁ・・・ と密かに願っています
最後の闘いが終わったあと、
安堵感と純太への感謝といとおしさで涙をためて見つめるかりん



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